怪しげな投資話に騙されない
2016/04/10
なぜ騙されるのか
人間の欲に付け込んで、甘い言葉を並べた投資の誘い文句が
世間にはあふれており、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。
最近だとワイン投資ファンドの破綻が話題になっていました。
怖いのは金融雑誌や経済評論家なんかが、
こういった怪しげなファンドへの投資を進めることがあることです。
投資は自己責任とは言え、雑誌や有名人が進めている投資話であれば、
そうそう怪しいものでは無いだろうと信じてしまうケースが発生してしまいます。
お金を増やそうとして投資する以上、
そんな怪しげな投資話に乗らないよう、十分注意すべきです。
避けるべき条件
こんな条件で出資を募る投資話は、絶対に避けるべきです。
元本保証している
銀行金利が0.1%以下のこのご時世に、
わざわざ元本保証までして出資を募るということは、相当な怪しさです。
運営会社側からすれば、元本保証ということは、出資者の出資金を絶対に守らねばならず、
そんな制約を自らに課してまで出資を募るということは、
最初から元本保証をする気がないか、そうまでして金を集めなければならないほど追い込まれているかですので、
どちらにしても避けるべき話です。
信じられない高利回り
上場企業の売上高に対する経常利益率は
業種にもよりますが4~5%程度あれば上出来と言われます。
巨大資本を持っていても、リターンはその程度なのです。
それに対して、何故か利益率15%や20%といった信じがたい高利回りをうたう投資話があります。
「今だけ」とか「あなただけ」といった条件付けで、うまく信じ込ませるのでしょうが、
そんな有り難い話があるのであれば、個人では無く法人(企業)に持ち込んだほうが
よっぽど大きな出資が期待できますし、今後の取引も見込めます。
法人には相手にされないような高リスク商品を、
利益率に目がくらんで冷静な判断ができなくなった個人に売りつけるという構図です。
うまい話には裏があると思ったほうがよいです。
騙されて損をしないために
少しでも怪しいと思ったら手をだしてはいけません。
まともな運用会社であったとしても、破綻して出資金が返還されなかったら、全ては水の泡です。
同じような出資対象であっても、
どこの馬の骨とも分からない会社では無く、
できる限り信頼のおける運営会社にまかせるべきです。
そういう意味では、投資信託を選ぶ際も、
安物買いの銭失いにならないよう、コストだけではなく、その運営会社の経歴や経営状態も考慮することが重要です。
インデックスファンドはそんなに怪しげな会社は無いと思いますが、
あんまり聞いたことなくて大丈夫だろうかと思ったら、
購入前によく調べて納得できる会社で購入しましょう。
30前半で年収800万円くらいの会社員です。妻と二人暮らしですが、会社の先行きに怯えながら、すこしでも金融資産を増やそうと四苦八苦しています。夢は南の島でのんびり過ごすことです。